【 #BPLS4 IIDX】今からでもわかる!BPL初心者ガイド(IIDX EDITION)
はじめに
こんにちは。さざなみです。
BEMANI PRO LEAGUE -SEASON4-(BPLS4) beatmania IIDXが間もなく始まります。この記事では、今シーズンからBPL(のIIDX部門)を見る方に向け、IIDXの簡易的なルールからBPLの試合の見方などを紹介したいと思います。
※長いです。目次から読みたい部分にジャンプしてお読みください。
beatmania IIDXのルール(簡易版)
まず、試合を見るにあたって知っていた方がいいIIDXの遊び方についてです。
操作方法
beatmania IIDXは、7つの鍵盤と1つのターンテーブル(スクラッチ、皿とも呼ばれます)をタイミングよく操作してプレーするゲームです。

プレー画面には全部で8つのレーンがあり、「ノーツ」と呼ばれる音符が降ってくるのに対応した鍵盤orターンテーブルを操作します。


ノーツにもいくつか種類があります。通常のノーツに加え、「チャージノート」と「バックスピンスクラッチ」がよく出てきます。

曲の譜面とレベル
IIDXでは、1つの曲に対し3種類~5種類の異なる譜面があります。簡単な方から、BEGINNER(ビギナー、一部の曲のみ)NORMAL(ノーマル)HYPER(ハイパー)ANOTHER(アナザー)LEGGENDARIA(レジェンダリア、一部の曲のみ)と呼びます。BPLで出てくるのはANOTHERとLEGGENDARIAです。
また、これら全ての譜面には難しさによってレベルがつけられています。一番簡単なのがレベル1、最も難しいのがレベル12です。BPLではレベル8~12が登場します。

オプション
BPLの解説でも必ずと言っていいほど言及されるのが、オプションの種類です。全部で5種類あり、OFF(正規とも)、RANDOM(乱)、R-RANDOM(R乱)、S-RANDOM(S乱)、MIRROR(ミラー、鏡)といいます。

なぜオプションを変えるのかといいますと、正規の譜面では曲によっては指が折れる非常に押しにくい配置が含まれることがあり、オプションを使用することで押しやすい、スコアが伸びやすい配置(プレイヤー間では「当たり配置」とも)に変えようという意図があるためです。
もちろん、さらに押しにくい配置(「はずれ配置」)になってしまう可能性もありますから、ある種のギャンブル要素ともいえます。
判定とスコア
IIDXのノーツには5種類の判定があり、それぞれにもらえる点数が割り当てられています。ノーツを正確に処理するほど、良い判定・多くの得点がもらえます。詳細は画像のとおりですが、ざっくりいうと「ずっとGREATがピカピカ光ってる人はめちゃくちゃうまい」といった感じです。

ここまでがこのゲーム自体の基本ルール。ここからはBPLの大会ルールです。
BPLS4 IIDXのルール
チーム・選手
BPLに参加するのは全7チーム。また各チームには4人ずつの選手が所属し、計28人が出場します。

選手の中には、初年度から同じチームで戦い続けている選手もいれば、毎年異なるチームで戦う選手、今期から参入した選手など様々です。気になった選手がいれば是非過去シーズンの試合も見てみて下さい!
大会の流れ
レギュラーステージ、セミファイナル、ファイナルの順で進行します。
レギュラーステージ
7チームが総当たり方式で対戦。各チーム6試合行います。各試合で勝つと勝点3、引き分けると勝点1、負けると勝点0がもらえ、全試合終了後の勝点が多い上位4チームがセミファイナルに進出します。もし勝点が並んだ場合は、合計獲得ポイントの多いチームが上位ですので、同じ勝利でもより大きな点差で勝った方が通過しやすくなります。
セミファイナル
レギュラーステージの1位vs4位、2位vs3位が対戦し、勝者がファイナルに進出します。
試合の流れ
各試合は3回の対戦で構成されています。順に1st match、2nd match、Final matchと呼び、それぞれに各チームから1人ずつ出場します。したがって、毎試合1人は出場しない選手が出てきます。
それぞれの対戦では、各選手が課題曲リストの中から1曲ずつプレーする曲(自選曲)を提出し、それらを順にプレーしていきます。各曲でスコアの高かった方にポイント(内訳は下図参照)が入り、3対戦の合計ポイントが高いチームがその試合の勝者となります。1試合で合計18ポイントを取り合うので、10ポイント取れば勝ちになります。

出場の制約
じゃあ6試合とももらえる点数の多いFinal matchにエース選手が出ればいいのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、選手のオーダーには制限があります。オーダー決定の材料になるのが、「最低出場回数」「コスト」「レベル指定」「テーマ指定」の4つです。それぞれ解説していきます。
1.最低出場回数
全ての選手は最低4試合出場しないといけません。各チームの4選手がバランスよく出る必要があります。
2.コスト
各選手はコスト(参加費みたいなものです)を160ずつ所有し、出場のたびに消費します。具体的な消費量は先程の図の通りですが、獲得ポイントが多い後半の対戦ほど消費コストも多いです。全ての試合のFinalに出るには40コスト×6試合=240コストなので、『全試合エースFinal作戦』はできないというわけです。
3.レベル指定
前半で「BPLではレベル8~12が登場する」と書きましたが、試合の中でも対戦によってそれぞれ選曲できるレベルが異なります。各試合に「指定A」または「指定B」が割り振られ、どちらの指定になるかで同じ対戦でも全く異なる試合展開になるのです。
指定A | 指定B | |
1st | レベル8-10 | レベル8-10 |
2nd | レベル10 | レベル11 |
Final | レベル11 | レベル12 |
4.テーマ指定
テーマとは、たくさんの課題曲をそれぞれの譜面の特徴によって分けたものです。NOTES、PEAK、CHORD、CHARGE、SCRATCH、SOF-LAN、TRENDの7種類です。

それぞれの対戦には先述のレベル指定とこのテーマ指定が割り振られ、「レベル10のPEAK」とか「レベル12のSCRATCH」などと言われます。各選手によって得意なテーマが違うため、消費コストなどと照らし合わせながら選手の配置を決めていくのです。
時にはエースを温存したり、これまで1stばかり出ていた選手をFinalに起用したりと、各チームの戦略が問われるポイントです。
対戦画面の見方
※昨シーズンの対戦画面をもとに解説するので一部の用語が異なります。また今シーズンではレイアウトが変わる可能性がありますが、おおむね同じだと思われます。

①試合番号
現在の試合が全体の何試合目なのかが分かります。
②対戦名・曲数
今1st/2nd/Final matchのうちどれが進行しているか、その対戦の何曲目なのかが分かります(1曲目なら左側の、2曲目なら右側の選手の自選曲です)。
③チーム・選手名
それぞれの選手がどのチームの何という選手なのかが分かります。
④曲名・レベル
今プレーしている曲の曲名とレベルです。
⑤グラフエリア(重要)
上から、選手名、現在のスコア、グラフ(曲が進むにつれ下から伸びていきます)、選手名、オプションです。
グラフ上部に書かれた1st・2ndとその間の+◯という数字ですが、「1stと書かれている側の選手が◯点リードしている」という意味です。ちなみに同点の状態だと両者「1st」で間の数字は「+0」になります。
⑥譜面
選手がどんな譜面を見てプレーしているのか見られます。
⑦手元
選手のプレーしている手元です。両手をどのように動かして操作しているのか見られます。
さいごに
IIDXをプレーしたことがない人でも試合が楽しめるよう、必要な部分だけかいつまんで解説してきましたが、長くなってしまいました。
開幕戦は明日、6月1日(土)です。また翌日2日(日)にも試合があります。各日の最初の試合はYouTubeで無料生配信(その他の試合は生配信は有料、後日録画配信あり)されますので是非見てみて下さい!
www.youtube.com
また、BPLを見て実際にプレーしたい!という方がいればとても嬉しいですが、実際のプレーではここに書いたこと以外にも知っていないと困惑する仕様が多いです(メニューなどの操作の煩雑さは音ゲーの中でも難しいほうだと思います)。
Xで有志の方がはじめてプレーする人向けにポストを投稿されていますのでこちらも併せてご覧ください。
もはや何もかもわからん人向け!
— 日吉さん (@Hiyo_waaai) 2024年5月29日
限界初心者ビートマニア入門です。(1/3) pic.twitter.com/QpFlaNA8wl
私は普段BPLを観戦しながらデータ集計も少しやっています。また前シーズンは別機種ですがYouTubeの本配信と並行でレギュラーステージ通過条件の速報などしていました。興味があれば私のXアカウント(@sazanami3116)も覗いていただけると幸いです。